映画『最後の乗客』とは

東日本大震災から10年を迎えた、2021年。
震災という言葉がすっかり風化して東北はもはや「被災地」ではなくなり、再生をどのような形で遂げ、未来をどう築き上げてゆくかに焦点が移りつつある昨今。

そうした中、世界を舞台に日々精力的に活動を続ける地元生まれの映画監督「堀江貴」が、「生を受けた故郷のために何ができるか」を自らに問い、その解答として『リバース Tohoku 2021 〜輝く未来へ〜』プロジェクトを立ち上げました。

そして最初の一歩として行ったのが、短編映画『最後の乗客』の制作です。
クラウドファンディングで資金を調達し、コロナ禍による撮影延期などの紆余曲折を経ながら、2022年3月、完成の運びとなりました。

日本のとある平穏な地方都市を舞台に、静かに始まる物語。
ありふれた日常を夜の闇が覆い隠してゆくミステリアスな展開と衝撃のラスト、そして得も言われぬ心地よい「読後感」は発表直後から大きな反響を呼び、既に世界各地の映画祭で数多くの賞を獲得しています。

是非一人でも多くの方にご覧いただき、故郷の未来のために、皆で力を合わせてゆくことができればと考えております。

『最後の乗客』今日までの軌跡

あらすじ

遠藤と竹ちゃん

東日本大震災から、10年――

とある東北の、小さな街の駅のロータリー。
タクシーが数台、客待ちで駐車している。

タクシードライバーの遠藤(冨家ノリマサ)と竹ちゃん(谷田真吾)は、駅から出てくる帰宅客を眺め、最近タクシードライバーの間で噂になっている話をしていた。

「夜遅く浜街道流してっと、若い大学生くらいの子がポツンと立ってるんだって‥‥‥」

竹ちゃんの話を一笑に付す、遠藤。

遠藤のタクシー

竹ちゃんと別れた遠藤はひとりタクシーのハンドルを握り、閑散とした夜の住宅街を流していた。
ふとライトが、人気のない深夜の道路に立ちタクシーを止めようと手をあげる若い女性(岩田華怜)を照らし出す。

そして何もない荒廃した路上に突然現れた、小さな女の子と母親の二人連れ。

遠藤のタクシーの道行く先に交錯する、あの日の出来事とは――

予告編映像

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